PR TIMESの記事を朝見た。
国内のVPSで無料、それなりに使えそうなものが始まっていたので試してみる。
あと記事を書くときに、色々機能を盛り込んだのでそのテストも兼ねている。
| プラン | vCPU数 | メモリ | ストレージ | 帯域幅 | 契約更新 (手動) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2GB | 2コア | 2GB | 30GB (NVMe) | 30Mbps | 4日ごと |
| 4GB | 3コア | 4GB | 30GB (NVMe) | 30Mbps | 2日ごと |
特に理由がなければ4GBを選ぶといいかもしれない。
帯域幅は全プラン共通で30Mbps(≒3.75MB/s)に制限されている。
この制限のせいで、大規模な用途には向かない。
用途としては個人開発、検証、軽めのサーバ用途など。
環境はUbuntu 25.04で測定
sudo apt update
sudo apt install -y git build-essential
git clone https://github.com/kdlucas/byte-unixbench.git
cd byte-unixbench/UnixBench
make
実行後、結果が出るまで数分。
結果
4GBのプランで測定
| CPU | System Benchmarks Index Score |
|---|---|
| 1コア | 805.1 |
| 3コア | 2220.3 |
参考 (i5-6400)
| CPU | System Benchmarks Index Score |
|---|---|
| 1コア | 887.7 |
| 4コア | 2541.7 |
インストール
sudo apt update
sudo apt install curl
curl -s https://packagecloud.io/install/repositories/ookla/speedtest-cli/script.deb.sh | sudo bash
sudo apt install speedtest-cli
実行
speedtest
speedtest.netはボランティアが多くて低速になるらしいので、IPAの鯖を選んだほうがいい。
LinuxでもSpeedtestがしたい(speedtest-cli)より
# サーバーリスト表示。IPA CyberLabのサーバーIDを見つける
speedtest --list | grep "Japan"
2025年7月現在では14623だった。
speedtest --server 14623
結果
3回平均値で算出
| 上り (アップロード) | 下り (ダウンロード) |
|---|---|
| 32.32 Mbps | 102.54 Mbps |
どっちも30mbps制限だと思っていたが、下りは制限していないっぽい。 普通の有料プランで、最大どちらも100Mbpsなので意外だった。
手動更新は4日とか2日とか、極端に短いので永続化したい。
Github Actionsで自動更新できるみたいなのでやってみると良い。
※追記 (2025/7/21)
bot対策でcaptchaを導入したみたいなので、自動更新できなくなった。 日本国内でVPSを無料でごちゃごちゃやりたいのなら、OCIとか使ったほうが良いと思う。
無料でこのスペックなら、用途次第ではかなり使える。 特に、国内のVPSが必要な場合や、学習目的、ちょっとしたサーバ用途にちょうどいい。